2014年7月24日木曜日

職場の職員礼拝にて 針刺し事故

皆さん、おはようございます
リクエストがあったのでこの話にしようと思います。
そろそろ時効なのでお話してよいかな?と思いました。
今から10年以上前の出来事です・・・
当時、医療の世界ではリキャップによる針刺し事故が大きな問題になっていました
医師や看護師など医療に携わる人の6人に一人が何らかの形で経験しているものでした。個人的に尊敬する非常に優秀な看護師さんでさえ、刺したことがあると聞いてびっくりしました
 ある時メーカーさんと「一人の人には、親がいるんだよ」という教会で教わった話で、話し始めました
1人の看護婦さんには、親がいる、これから結婚する人もいる、中には配偶者がいる人もいる、子供さんがいる人もいる。これから子供さんが生まれる人もいる。もし、ひとりの人が針刺し事故で病気になったら、周りのたくさんの人々の人生が大きく変わってしまう。」
「看護師さんに『気を付けてね』、とか『あなたのミスだね』、と言うんじゃない、われわれが守らないと・・・これは看護師さんの仕事ではない、私たちの仕事ですよ。看護師さんがどんなに疲れていても、眠くても、患者さんに文句言われてカチンと来ていても、医師に怒鳴られてカチンとしているときでも、針刺し事故を起こさないシステムを作らないと・・」
そんな話をしていると、当時ほとんどすべてのメーカーの営業さんたちが答えてくださいました。
 当時高かった「針刺し防止安全装置付き」の注射針を、安全装置のついていない従来の針と同価格で提示してくださったのです。その仕事をしている時、みんな生き生きと働いていました。ある営業さんが価格を見せながら「上司に目をつぶってやれ、と言われました」と笑顔で言っていた事、あるメーカーでは、その次の担当の方がいらした時、前の担当の出した値段を見て、「彼、首覚悟でやったんですよ」と言っていた事、今でも鮮明に覚えています。
別のメーカーは、新しい安全装置付の留置針を出したばかりで、T大病院の放射線科に試験的に入っていただけで、開発費など回収しなければならなかったのですが、営業の方がタッグを組んで社長に直訴してくれて、安全装置のない針と同じ価格を提示してくださったのでした。しかもそれに加えて、そのメーカーは当院の点滴の輸液セットと合うように金型まで変更してくださったのです。100万円?あるいは数百万円かかったでしょうか
かなり調査しましたがそれはすべて事実でした。当院のたった一人の看護師さんを助けようと・・・・・・
皆が「心を」注いでくださったのです。その他導入にあたり、たくさんの障害がありましたが、とうとうその針は、病院で採用されることになったのです。
最初は「やりにくいね」という話もあったようです。
しかし、何か月経って、病棟で師長さんに「針刺し事故どうですか?」とお聞きしたところ、
「そういえば聞かなくなったね」とおっしゃった時・・・・とってもうれしく思いました。
 何か月たって、先ほどのタッグを組んで社長に直訴したメーカーの、営業本部長の方が病院にいらっしゃいました。「みんな、会社に入る時は、人のために生きたいと思って会社に入るんですよ。しかし、3年、4年と経つと、営業成績とか営業利益とか出て来て、最初の気持ちを忘れてしまうんです。
しかし、今回この針の話が出た時に、社内全体が、その最初の気持ちを思い出したんです。そしたら、この針の売れ行きが次の月倍になり、その次の月はその倍になり、その次の月はその倍になったんです。ありがとうございました」と頭を下げられたのでした。

あれから、10年以上くらい経ったでしょうか
今、その当時はT大放射線科に試験的に入ったくらいのメーカーは安全機構付留置針で日本のシェアNO.1、トップメーカーになっています。また昨年だったでしょうか。環境?感染学会?で、以前はトップだった針刺し事故は2、数%にまで減ったとの話を聞きました。・・・
導入時・・・いろいろな障害がいっぱいあったあの頃、メーカーの方と「人は死ぬ前や、イエス様の御前に自分の人生を振り返る日が来る、その時、たった一人の看護師さんでも「ああ、わたしはこの安全針のおかげで助かったんだ」と思ったら乾杯ですね!と話していました。
しかし、もしかしたら助かったのはひとりではなかったのかもしれません。
主イエス様に感謝です
すべては 「一人の人には親がいるんだよ」という教会で教わった、たった一つの言葉、また大勢の方々の、数でいえば最小単位、一人のお医者さんと助けよう、一人の看護師さんを助けよう・・から始まった事を思います

イエス様は、世界で救われる人がたった一人であったとしても、十字架の苦しみをお受けになられた、とか。
教会へのあかしには次のように書いてあります「たとえ100回のうち99回失敗しても、破滅から一人の魂を救うことに成功したら、主のみわざのために立派な行いをしたことになる。」
イエス様はこう仰せになられています「そのように、これらの小さい者のひとりが滅びることは、天にいますあなたがたの父のみ心ではない。」マタイによる福音書 以前、私は「何十億といる人間、自分なんて、一人くらい天国入らなくても、大したことないよ」と思っていました。しかし・・・それは神様の御心ではないのです
 
教会の前の通りをいつも怒った顔をして歩いていく一人のおじいちゃんがいました。
ある時いつものように怒った顔でおじいちゃんが歩いて来ると、教会の庭で遊んでいた子供たちの中から一人の女の子が駆け寄ってかわいい顔でにっこり笑って「おはようございます」と言いました。しかしおじいちゃんはそのまま怒った顔で歩いていきます。するともう一人の男の子がかけよって明るく挨拶をしました。しかし、同じように怒った顔のまま歩いていきました。するとそこで遊んでいた全員の子供たちが駆け寄っていっせいに「おはようございます」とあいさつをしたのです
すると・・おじいちゃんは子供たちの方を振り向き、にっこりと笑って「おはよう!」と言ったのでした。
最後に聖書を読ませていただきます。
「だから、愛する兄弟たちよ。堅く立って 動かされず、いつも全力を注いで主のわざに励みなさい。主にあっては、あなたがたの 労苦がむだになることはないと、あなたがたは知っているからである。」
イエス様も、天使の方々も全力を注いで働いておられます。それでは、働きにつきたいと思います

お祈りをいたします

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